4月22日 (金)  いくさばぬとぅどぅみ

戦場ぬ止み

三上智恵監督 最新作
八尾プリズムホール4階研修室で上映されました。

 「2014年8月14日、(辺野古の)大浦湾を防衛局と海上保安庁の大船団が包囲。日本政府は、機関砲を装備した大型巡視船まで投入して、(アメリカ軍基地の)建設に抗議するわずか4隻の船と20艇のカヌー隊を制圧した。…」
 
 この映画は、主には2014年から2015年の、沖縄、とくに辺野古や高江での取材から作られていました。
 日本政府・アメリカ軍と市民との激しい対立を描くだけでなく、
基地と折り合って生きる人々(保証金を貰っている漁民)の思いや行動、伝統的なエイサーを守っている辺野古の青年たち、沖縄戦を生き延びた辺野古の85歳の文子おばぁの、戦争中、母、弟と逃げた場所を訪ねる旅など、
 さまざまな角度から、昔と今の沖縄が描かれていて、すごく考えさせられました。
 
 辺野古の基地計画が発表された年に生まれた長男と双子の妹たちが、両親と一緒に子どもの頃から、毎週土曜日の夜、道路に立ち、辺野古基地建設反対のスタンディングをしていて、その長男がもう高校生。父の仕事を手伝いながら、将来の夢を語る姿が印象的でした。
 
 子どもたちもがんばっている。大人の私たちが、このとんでもない新基地を作ることを止めないと、沖縄の人たちの苦しみは終わらないんだな〜と改めて思いました。  (たまちゃん)
         

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